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搾乳ロボットのローラー回数を「3」から「6」に変えるべき理由【乳房炎予防・時短・節電】

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搾乳ロボット導入後、まず見直したいのが「ローラー回数」。初期設定の3回を6回に変更するだけで、乳房炎予防や装着精度向上、射乳スピード改善による時短・節電まで期待できます。具体的なメリットと注意点を解説します。

ローラー回数とは

ローラー回数は牛の乳頭を洗浄する際の設定条件です。牛の乳頭の洗浄は2つの回転するローラーブラシで乳頭を挟み込み、それらが上下に運動することで行われます。

その「上下運動1回」が「ローラー回数1」にあたり初期設定は『3』になっています。この設定では乳頭1本につき、3回上下運動します。

搾ロボ君
搾ロボ君

この設定を『3』から『6』に変更すると、様々なメリットが得られますので紹介します。

ローラー回数を『6』にするメリット

ローラー回数を『6』にすることで洗浄開始からミルカー装着までの時間が45秒程度から90秒程度になり、以下のようなメリットがあります。

1.搾乳前過搾乳の防止

言わずとしれた乳房炎予防の鉄則。ミルカー装着タイミングが最適化され、搾乳前過搾乳を防げます。

搾乳前過搾乳とは乳頭刺激の不足、及び刺激からミルカー装着までの時間が短すぎるためにオキシトシンが分泌されない。その結果、乳汁が出ていないにも関わらず乳頭に真空圧がかかる状態。乳頭口に過大な負担がかかり、乳房炎のリスクを高める。

2.ミルカー装着がスムーズに

乳頭への刺激が十分に行われるので乳頭が肥大します。これによりレーザーでの乳頭読み取りが容易になり、ミルカーの装着がスムーズになります。
また、牛がミルカー装着を嫌がらないので、これも装着性能を向上させます。

搾ロボ君
搾ロボ君

牛さんが足をパタパタするとミルカー装着の際にミスが増えるんです(汗)

3.乳頭清拭がより確実に

ブラッシングの回数および時間が倍になるので、より確実に乳頭の汚れが落とせるでしょう。生乳品質の改善が期待できます。

4.射乳速度の向上による時短&節電

十分な乳頭刺激により射乳速度が上がります。結果、搾乳時間が短縮され一日に搾乳できる頭数が増えます。

その結果、真空ポンプの稼働時間が短くなるので節電効果も期待できます。(ローラーブラシによる乳頭洗浄中に真空ポンプは動きません)

ローラー回数を増やすデメリットはないの?

ローラーブラシの交換目安は20000回です。ローラー回数を増やすためブラシの摩耗は早くなります。

また乳房の形状がロボット搾乳に向いていない牛の場合、刺激を増やすとより搾乳困難になる可能性があります。

搾ロボ君
搾ロボ君

牛の前足側からレーザーで乳頭を見ているので、後乳房に比べて前乳房の張りが大きい牛さんは搾乳しづらいですね。
刺激でそれがより顕著になると・・・

実際の変更方法を紹介

実際のPC画面を使って変更方法を解説します。

3本乳の牛は8回に設定してあげるのもおススメです。

まとめ

搾乳ロボット導入後は、まずローラー回数を「3」から「6」へ見直すことで、乳頭刺激の最適化が図れます。過搾乳の防止や装着精度の向上、清拭効果アップ、射乳速度向上による時短・節電など、多くのメリットが期待できます。一方でブラシ摩耗の早まりなどの注意点もありますが、総合的には乳房炎予防と生産性向上に貢献する有効な設定変更といえるでしょう。牛群の状態を見極めながら、ぜひ一度検討してみてください。

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